2022年までの活動はコチラをご参照ください。
分区長就任にあたって
立川分区 分区長 清水一幸
令和5年の立川分区定期総会に於いて、分区長として3期目の指名を受け、その責任の重さを痛感しております。任期となるこれから2年間、立川分区の皆様を始め、北多摩西地区保護司会の皆様には、大変お世話になることになります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、改めて保護司法に目を通しますと、第一条には、「保護司は、社会奉仕の精神をもって、犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助けるとともに、犯罪の予防のため世論の啓発に努め、もって地域社会の浄化をはかり、個人及び公共の福祉に寄与することを、その使命とする」とあり、保護司が担う更生保護の役割が二つ示されております。一つは保護観察や生活環境調整など個別事件への対応であり、もう一つは犯罪予防の啓発や行政など関係機関・団体との連携・協力といった保護司組織としての活動です。これらが相まって、犯罪や非行の防止と対象者の立ち直りが実現されるのだと思います。
しかし、現状では、保護観察の面接場所確保など各保護司が抱える負担に加え、保護司会の法定化により、個人から組織的活動に重心が移り、保護司としての使命感を持ちつつも、会議や組織運営への負担が増えたと感じる保護司は少なくないと思います。
面接場所等の確保については、立川分区でも立川市に協力を仰ぎ、令和3年8月より旧若葉小内に立川サテライト(北多摩西地区更生保護サポートセンター分室)をオープンすることができ、課題解決の一歩を踏み出すことが出来ました。
また、保護司の組織的活動については、コロナ禍を経て、保護司活動のICT化が進み、国が「保護司専用ホームページ」を開設、報告書の作成・提出などがウェブ上で可能になりました。保護司会の諸連絡も紙ベースのポスティングから電子メールに代わりつつあり、時間短縮が図られるようになりました。
それでも、まだ一部の人に負担が偏ることは解消できず、分区活動の均衡化や省力化、デジタル化を一層進め、更生保護に熱意と理解のある人であれば誰でも保護司の役割が果たせる保護司会にしなければならないと思います。
一方、このような保護司や保護司会活動に関わる負担感からか、立川分区でも、保護司の充足率が8割を切り、保護司の担い手不足が喫緊の課題になっております。保護司候補者の確保については策定された「保護司の安定的確保に関する基本的指針(改訂版)」などを参考に、分区を上げて強力に働きかける必要がありますが、役員だけが保護司探しをするのではなく、保護司の皆様お一人お一人にその重要性を再認識して頂き、保護司に相応しい方をふだんから考えて頂きたいと思っております。
結びに、昨年、立川市に於いても国の再犯防止推進計画に基づき「立川市再犯防止推進計画」が策定されました。
市の施策として、地域全体で再犯防止の取組を推進する指針ができたことは、更生保護に携わる者としては大きな支えであり、我々保護司も対象者の立ち直りに、今まで以上に努めなければならないと思っております。
皆様のなお一層のご支援、ご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
立川分区「社会を明るくする運動」について
〇6月3日:立川市役所にて、酒井大史市長を推進委員長とした「社会を明るくする運動推進大会」を行いました。
〇7月中:立川駅の南北それぞれに設置されている大型ヴィジョンにおけるビデオ放映により、啓発動画を繰り返し放映していただきました。(協力:伊勢丹立川店様、立川みなみルネッサンス様)
〇8月3日:女性 センターアイムにて、映画上映会を実施しました。今回は「荒野に希望の灯をともす」と「フクロウ人形の秘密」の2本立て同時上映としました。参観者に啓発グッズも配布しました。
★また、立川市内の12地区の青少年健全育成地区委員会に対して啓発物品および活動協力金の提供を行っており、あわせて、各地区での様々な機会(タイミング的には夏のお祭りや盆踊りなどが大半だと思います)に社明啓発活動をしていただけるようお願いしています。
〇10月16日~18日:立川市役所内多目的プラザにて、立川拘置所、東京保護観察所立川支部よりもパネルのご協力をいただき、啓発パネル展示を開催しました。
<今後の活動予定>
★7月の強調月間に行っていた駅頭街頭啓発活動は、猛暑の時期を避けて11月にしました。
<11月9日・10日>昭和記念公園「みどりの文化ゾーン」で開催される「たちかわ楽市」にて、街頭広報活動を行います。
<12月1日>あすなろフェスタに、立川分区のブースを出展すると共に、街頭啓発活動を行います。
「映画上映会」開催
立川市において「社会を明るくする運動」の恒例イベントとなりました映画上映会が2月24日、立川市女性総合センターアイムのホールにて開催されました。
今回の上映作品は障害をもった息子と母の日常を描いた作品「梅切らぬバカ」でした。
家族、地域、障害者福祉の制度、そして老いのテーマが織り交ざりながら、あたりまえの生活を映しつつ、何か余韻を漂わせるような作品でした。他者理解、人権尊重、多様性などの示唆にも富んでおり、社明運動啓発の一環として相応しい内容であったと感じました。
今回も、立川市広報を通じて広く市民の皆さんにもご案内し多数の申し込みをいただきました。午前、午後の2回上映で、合計161名の皆さんにご観賞いただきました。
また、映画上映会実施にあたっては、社明運動に参画する中の市内10団体による映画上映実施委員会が組織されて運営にあたっています。
保護司会は立川市の社明活動の主管団体として運営を担いました。
地域活動部長 石田芳朗
「第14回あすなろフェスタ」開催
立川拘置所が主催するあすなろフェスタは、市民の皆様に感謝を伝えるとともに、再犯・再非行の防止に対して考えてもらうためのイベントとして、刑務所作業製品の展示・即売や立川拘置所の広報などが行われます。北多摩西地区保護司会も立川分区を中心として活動に参加し、後援しています。
第14回たちかわあすなろフェスタ
日時 2023年11月26日(日)午前10時30分から午後3時30分まで
場所 立川サンサンロード
オープニングセレモニーが、立川高島屋北側付近のステージで開催されました。
出席者は酒井大史立川市長、立川拘置所 土屋文男所長、東京保護観察所立川支部 土公千鶴支部長、立川あすなろ後援会 辻正司会長、立川商工会議所 川口哲生会頭、北多摩西地区保護司会 栁川利康会長、北多摩西地区更生保護女性会小町こよし会長などでした。
会場では、広報展示として立川拘置所広報ビデオの放映、矯正パネル展示や、ちびっこ刑務官制服試着や拘置所建物模型の展示、立川警察署、自衛隊、東京地方検察庁立川支部、東京保護観察所立川支部などが広報展示した他、刑務作業製品の販売、北多摩西地区更生保護女性会がバザーなど行いました。
寒さが厳しいながら好天に恵まれ、たくさんの市民が訪れ盛況な一日となりました。
「社会を明るくする運動」推進大会開催
令和5年度「第73回社会を明るくする運動推進大会」が、令和5年6月28日(水)10時より、立川市役所302会議室にて開催されました。
推進委員長の清水庄平市長の挨拶、総理大臣メッセージ伝達、御来賓の挨拶、地域活動部長より実施要領の説明、及び参加団体のご紹介等をし、社明活動の口火が切られました。
定期総会開催
令和5年4月28日(水)14:00より、立川市役所3002会議室にて北多摩西地区保護司会立川分区令和5年度定期総会が開催されました。
コロナ感染症5類移行前であり、マスク着用励行や、換気や座席の間隔に配慮し、31名の参加で行われました。議事進行も滞りなく進み、すべての議事は承認され、令和5年度の活動がスタートしました。